2018年3月30日金曜日

八竜湿地は花の季節

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 3月にもかかわらず,いきなり夏のような暑さにもなったりして,今年はサクラが一気に咲いてしまいましたね。大学内でもサクラを初めてとしていろいろな花を見かけるようになりましたが,先日八竜湿地に水量調査に行った際も,花の季節の到来を実感してきましした。
 
 湿地周辺の森で一番目立つのはコバノミツバツツジの群落です。このように森の木々が芽を出す前にパッと花を咲かせます。個体によってはまだつぼみの状態でしたが,早いものはほぼ満開でした。
  
 湿地の中では紫のハルリンドウが咲いていました。曇りの日は花を閉じてしまうので,晴れた日がねらい目です。
 
 湿地など湿潤地を好む植物ですが,八竜では湿地の中ではなく,その下流部の森の中に生育しているシデコブシです。八竜では個体数が少ないのが心配ですが,今年も大きな白い花を咲かせていました。
  
 最後にお見せするのはマメナシです。こちらはまだ咲いていませんでした。生育地によって咲く時期が少しずつ異なり,八竜はやや遅い方です。今年は花芽がたくさんついていたので,こちらも咲いたらきれいでしょうね。
 
 このようにこれからしばらくの間,八竜湿地ではいろいろな花が楽しめると思います。ぜひみなさんも八竜湿地ではなの観察をしてみてください。
 

2018年3月28日水曜日

KSC 送別会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先週のことになりますが,KSCで送別会を開催しました。今回は学生メンバー4名が卒業し,教職員メンバーでは野々垣先生が退職されます。そのうち4名と,小野先生や在校生?4名によるささやかな送別会を名駅で行いました。
 
 メインのお料理はお肉と野菜のせいろ蒸しでした!
 
 みんなで記念に一枚!

 今回卒業するみなさんは,イベントにも積極的に参加して,いつもKSCを盛り上げてくださいました。ほんとうにありがとうございました。KSCは卒業されても,自然との共生や,自然の中で遊ぶ楽しさを忘れずにいてくださいね。
 

2018年3月20日火曜日

サクラの開花

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日(3/19)のことになりますが,大学でサクラが咲いているのを見つけました。まだほとんどの木はつぼみのままなのですが,数本だけ花をつけていました。

 今年はあれだけ寒かったのですが,新聞によると,3月からの暖かさで例年よりも早まったのではないか,と書いてありました。自然というのはなかなか複雑なのですね。でもこれからまた寒い日が戻ってくるそう。個人的には,4月2日の入学式まで花が咲いていてほしいですが,どうでしょうか?

 

2018年3月14日水曜日

第50回炭焼き

 みなさまこんにちは,よしだです。

 3月13日(火曜日),第50回目となる炭焼きを実施しました。47回目48回目が500度,49回目が450度と3回連続で600度まで温度が上がらなかったため,窯の掃除を先日行い,今回の炭焼きを迎えました。

 窯には下部に生焼けの竹炭を,上部に新しい竹をぎっしりと詰めました。焚き口にはスギの枯葉,細い枝,少し太い枝の順番に敷いていき,点火しました。前回と違って風のない穏やかな陽気で,薪が順調に燃えていきます。時折煙に巻かれることもありましたが,うちわであおげば焚き口から煙が噴き出すこともなく,上昇気流が起こるまでの間も快適でした。
 
 温度が上がり,焚き口から空気が吸われて煙突から煙が出る上昇気流が生じると,あとは時々薪をくべていくだけでよくなります。点火からここまでちょうど1時間くらいでした。ちょっと余裕ができるのでお菓子でも・・・(笑)。
 
 今回は河村先生と学生さん3名が集まり,火の番を交代しながら,薪を切ったり割ったり。

 河村先生は,手の空いた時に棚の板をつけてくださいました。 
 
 今回の温度の上昇は早く,11時台には前回の最高温度を越えて500度に,12時台には早くも600度に達しました。写真を撮るのを忘れていましたが,煙の色が透き通るような青に変わっていきます。そしてお楽しみの焼いも!
 
 今回学生さんが玉ねぎを持ってきて,まるごとアルミホイルに包んで焼いてみたのですが,これもおいしくいただきました。

 窯の温度を630~650度に保つように薪をくべて,16時前には焚き口を閉じて終わりにしました。この温度なら,うまく炭が焼けたことでしょう。やはり日頃から掃除などのメンテナンスが大切だということですね。よく勉強になった50回目の炭焼きでした。
 

2018年3月12日月曜日

あいちの未来を考えた!高校生が伝えたいこと~環境学習プログラム交流会~

 みなさまこんにちは,よしだです。

 3月10日(土曜日),名駅前のウィンクあいちにて「あいちの未来を考えた!高校生が伝えたいこと~環境学習プログラム交流会~」が開催されました。これは私が松平高校のアドバイザーとして関わった,高校生による環境学習プログラム「あいちの未来クリエイト部」の5校がお互いに,そして大学生や大人とも交流し,その思いを広げていこう・つなげていこうというもの。「あいちの未来クリエイト」は愛知県の事業だったのですが,今回は環境省の事業として実施されました。

 このような意図なので,金城からは私だけでなく,KSCメンバーである篠田先生,たまがきさんも一緒に参加しました。

 開会のあいさつの後は,あいちの未来クリエイト部に参加した5校がそれぞれどんな活動をしたのか,高校生自身による発表です。私が高校生だった時,人前でしゃべるなんて「絶対無理」だった(苦笑)ので,こんな大勢の前でプレゼンをするなんて,ホントに感心してしまいます。
松平高校の生徒さんによる発表です
会場にはたくさんの人が集まりました。
 
 それぞれの高校の発表に対して,参加者からふせんによるコメントが寄せられました。うれしいですね。

 口頭での発表の後は,作成した環境プログラムを実際に体験する時間となりました。松平高校のブースにも他の学校の生徒さんが集まり,ゲームを体験します。 
集まった他校の生徒さんに遊び方を説明中です
 
 終わった後は,実際にやってみた感想を一言。 
 
 プログラム体験の次は,5校の生徒さんがばらばらに座って,今回の事業を踏まえて,自分は今後何をやりたいか,紙に書きながら意見交換です。ここでも基本的に大人は口出ししません(笑)。いろいろな想いが出たところでコメントの発表です。 

 私は「あいちの未来クリエイト部」から事業に関わり,今回の交流会にも参加したのですが,高校生の段階で環境に興味を持ち,意識し,新しいものを作り出していくこの一連のプロセスが広まるなら,未来はとても良い方向に進むだろうし,そうなってほしい,という思いを改めて強くしました。
 
 今回参加した高校ではこれを受け継いでほしいですし,参加しなかった高校でもチャレンジしてほしいです。

 ちなみに松平高校さんとは,KSCと一緒に何かできそうだよね?という話が出ました。何をするかはまだ内緒(笑)ですが,いいつながりが続きそうです!
 

2018年3月8日木曜日

炭焼き窯の掃除

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先週行った炭焼きから一週間が経ち,窯の中の温度も低くなったことから,今日は竹炭の取り出しと,窯の掃除を行いました。
焼きあがった竹炭です
 
 窯にかぶせてあった砂を取り除き,重いレンガのふたを取ると,焼きあがった竹炭が姿を現します。前回の炭焼きでは温度がなかなか上がらず,最高で450度でしかなったのですが,やはりというべきか,半分は生焼けの状態でした。

 温度が高くなると竹の一部は灰になってしまうのですが,それもありません。また,レンガのふたにはススがびっしりとついていて,温度が上がらなかったことを証明しています。
 
 きちんと焼けた炭も,生焼けも全部窯から取り出し,窯の中を掃除しました。また,窯口も開けて灰を取り出しました。

 ここ最近,窯の温度が上がらないのはなぜなのかわかりませんが,ここまできちんと掃除をせずに炭焼きを繰り返してきたからかもしれません。次回の炭焼きでどうなるか,しっかり観察したいと思います。
 

2018年3月7日水曜日

新湿地で落ち葉かき

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日は大学内で湿地再生実験を行っている新湿地で落ち葉かきが行われました。この実験を主導して行っている名工大の増田先生とその研究室に所属する学生さんがやってきて,手分けして作業開始です。湿地内に入った落ち葉をさらうと同時に,今後湿地に入るかもしれない湿地横の斜面に堆積した落ち葉も取り除いていきます。
大学院生と学部生合わせて
7名の学生さんがやってきました
 
 この作業には小野先生と私も立ち会い,その様子を見ていましたが(たいして手伝わなくてすみません…),初めてこの作業にたずさわった学部3年生に大学院生が指示を出し,テキパキと手を動かしているのが印象的でした。さすがですね。

 ところでこのとき,ヤゴとかヒメタイコウチとかいろいろな虫が出てきたのですが,何かの幼虫のような見慣れない生きものがいることに気が付き,小野先生に鑑定していただきました。が,虫が専門の小野先生でさえ首をかしげてしまうほど。
これがその生きものなのですが・・・

 小野先生はこの生きものを自宅に持ち帰り,調べてくださったのですが,これは虫ではなくてヨコエビではないかとのこと。普通のエビは頭頂部を上にして泳いだり歩いたりするものですが,ヨコエビはその名の通り,横向きに寝たような状態で泳ぐのです。こんな生き物がいるなんてびっくりですね!

 さて,作業の方はというと1時間ほどで終わり,斜面の落ち葉もきれいになくなってすっきりしました。湿地部分が泥水のようになっていますが,これは落ち葉を取るために土がまきあがったためで,2-3日もすればまた元通りきれいになるでしょう。 

 この実験はまだまだ続けていきますが,どんな結果が得られるか楽しみです。
 みなさまおつかれさまでした。
 

2018年3月1日木曜日

第49回炭焼き

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日はKSCで炭焼きをしました。日程の都合上急に決めた炭焼きだったので,「炭焼きマイスター」の河村先生も,KSC前代表の小野先生もご用事で欠席となり,9時に炭焼き小屋に集まったのは私一人だけ。前回11月に焼いた炭を取り出し,新しい竹を入れてふたをし,焚口の灰を取り出してスギの枯れ葉や薪をセットしてさぁ点火! と思ったら火がない! すぐに薬学部の化学系の先生方にマッチを借りに行き (ありがとうございました!) ,火がついたのは10時頃でした。
 
 今日は明け方に前線が通過したのか,一時的に激しい雷雨となり,すぐに止んだ後も強い風が吹いていました。薪をどんどんくべて火力を増していくのですが,強い風で煙突から窯口へ逆風が吹き,薪は勢いよく燃えても窯の温度が上昇せず,窯口から煙突への上昇気流が自然に起こる安定状態になるまで2時間もかかりました (>_<)
 
 その間に部長・副部長・前部長がそれぞれやってきたので,手分けをして作業をしていきます。竹林に行って竹を切ったり,里山で拾った枝を切って薪にしたり。
 
 お昼過ぎには恒例の焼き芋づくりです。今回はサツマイモの中でもねっとり甘いことで有名な安納芋。窯にセットする時点で既にピースサインが出てますが(笑),期待通りのおいしさでした!
 
 今回はいつも以上に薪を投入したものの,17時になっても窯の中は450度までしか上がりませんでした。上で書いたように逆風の影響もあるのでしょうが,順風であっても焚口の炎が手前に大きく出ることもあり,焚口の熱の一部しか窯に行っていない(残りが私たちの方に無駄に出てきている)のではないか,という結論に達しました。

 今回はどうすることもできないので,17時過ぎに焚口を閉じて終了しましたが,次回は一度窯を点検してみようと思います。