2016年9月26日月曜日

あいち自然再生カレッジを開催しました

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 先週土曜日(9/24),東部丘陵生態系ネットワーク協議会が主催する「あいち自然再生カレッジ」の第一回目の講義が金城で行われました
 
 東部丘陵生態系ネットワーク協議会は,金城を含め東部丘陵地域の大学が連携する事業で,ほぼ毎年「あいち自然再生カレッジ」という一般の方を対象にした連続講義を,いくつかの大学が分担して開催しています。金城では2011年に分担し,その時は小野先生が講義をされました。そして今年も講義分担の打診があったのですが,小野先生のご厚意により,今回はよしだが講義をさせていただくことになりました(ありがとうございます!)
 
 今回はN1棟の講義室で開講式と私の講義を行い,続いて八竜湿地の保全をされている柴田さんと私で八竜湿地の見学をする,という内容でした。30名募集のところ,早々に定員に達してしまったため,少し多めに受け入れたとのことで,関心の高さがうかがえます。
 
 私の講義は,八竜湿地で2013年に行ったボーリング調査や,現在も継続して行っている水質調査や流量調査から,八竜湿地が過去どのような経過をたどってきたのか,現状どのような状態にあるのかについてお話しました。みなさんとても熱心に講義を聞いておられました

 質疑応答と休憩をはさんで八竜湿地の見学です。雲の多い天気でしたが,雨はほんのぱらっと降っただけで済んだので助かりました。八竜湿地の本体だけでなく,湿地を取り囲む森や池もまわって見学していただきました。
現地見学では,最初に柴田さんから
湿地保全の経緯について説明がありました
 
(左から5人目) が解説しているところです
 
協議会会長である名大の肘井先生も
熱心に写真を撮っておられます
 
 このカレッジは連続5回で開催されるため,なかなか都合がつきにくいという面もありますが,それでもこれだけの方が参加してくださったのはありがたいことです。これからもこのような講義を通して,多くの方に自然に関心を持っていただけるようになればと願っています
 
 最後になりましたが,掲載した写真のうち,一枚目は協議会事務局の方の,三枚目は「水源の森と八竜湿地を守る会」の福岡様の撮られた写真を,それぞれご厚意により使わせていただきました。ここに感謝申し上げます。
 

2016年9月22日木曜日

竹割り

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 昨日 (9月21日),次回の炭焼きに備えて竹割りをしました。直前までしとしとと雨が降っていましたが,幸い作業の間は止んでくれました。
 
 参加したのは小野先生,まつやま先生,よしだの3人。幼稚園に通じる道での作業だったので,お子さんからは「なにしてるの~?」なんて聞かれることも(笑)。
  
 今回は主に,小野先生が先日伐採してくださったばかりの若いタケを割ったのですが,昨年から置いてあった細い竹も炭にすることにして,割ってみました。

 が・・・
 一年以上放置された竹は,いろいろ活用されてしまうようで・・・
 アリさんの巣になっていたり,何の虫かわからないですが,竹の内側にきれいに内張りをつくって,その中をかじってできた竹の粉末で満たしてあったりと,割って「ぎゃ~」とか「うわ~」とか,叫び声が出ることもしばしば (うるさくてごめんなさい…)。 
 もっともアリさんにとってみれば,せっかくいいお家だと思っていたのに,真っ二つに割られていい迷惑だったでしょうが・・・(苦笑)。 

 切って・割ってを繰り返し,竹を炭焼き小屋に運んで終了です。この間およそ2時間半,いい運動になりました (^_^;

 これで竹も充分・・・と思っていたら,あらら,薪がありません。そういえば前回全部使い切ってしまったのでした。また晴れた日にでも森に入って薪拾いをしなくては・・・。まだまだ準備をがんばります!
 

2016年9月12日月曜日

流しそうめん

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうはKSCメンバーで流しそうめんをしました。9月に入って猛暑も一段落してきましたが,まだまだ流しそうめんにはいい季節・・・と思っていたら,開始30分前になっていきなり雨が降ってきました。えっ,雨が降るなんて聞いてないよ~ (>_<) というわけで軒下で実行です。そうめんはもちろん,グミやゼリー,フルーツポンチまで何でもアリです (笑)。
小野先生も「流し役」をしていただきました
(すみません…)
 
通りすがりの学生さんも加わってにぎやかに (^_^)
 
部長がゼリーに苦戦しています (笑)
 
シメはフルーツポンチで!
 
 流しそうめんなんて観光地でやる以外,あまり機会はないと思いますが,里山の竹を使えば,ご覧のとおり風流な?流しそうめんが簡単にできちゃいます! これもまた「里山を楽しむ」の一つですね!
 

2016年9月9日金曜日

南アルプスの「ノスリ」

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 金城の森の上を見ていると,ときどきワシ・タカの仲間(猛禽類)が飛んでいるのを見かけます。でも,なかなか近寄って来てくれない(当たり前ですね・・・)ので,種の同定までは難しいですし,写真もいまひとつ不鮮明になってしまいがちです。
 
 しかし,3年以上前の記事でちっちゃな写真を載せた猛禽類のノスリを,最近はっきりと捉えることができました。
  
≪ ご参考までに・・・ ≫
2013年3月9日土曜日 「八竜緑地意見交換会」
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2013/03/blog-post_9.html
  
 今回見たのは南アルプスの赤石岳。南アルプスのことを「赤石山脈」とも言いますが,その名の由来となった大きな山です。標高は 3120 m で,日本で7番目の高さです。
  
 この山の頂上を目指していた時のこと,標高 2850 m あたりだったでしょうか,一羽の猛禽類が悠々と空を舞っていました。これがノスリだったのですが,私が金城の森では見たことのないような低空飛行をしていました。近くを何度か飛んでくれたので,パシャパシャ写真を撮ってみたところ,「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」の言葉通り,何とか見られる写真が撮れました (^^; 
 
 下の写真はトリミングして,元写真をかなり拡大したものですが,ノスリがどのような模様をしているのか,お分かりいただけると思います。全体的に白くて,お腹周りの黒い模様が特徴的ですね。私も写真を撮りながら「こんなに白いんだ!」なんて思いました。
 
 ノスリは渡りをするそうで,以前見たのは,低地に降りてきている時か,あるいは渡りの途中だったかもしれません。そして今,このアルプスで夏を過ごし,秋になると低地へ,南へと移動するのでしょう。その頃また金城の森で見られるかもしれませんね。
 

2016年9月6日火曜日

環境情報誌 "Risa" にコメントが載りました

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 名古屋市内で中日新聞を購読されている方に,毎月1回,第一土曜日に折り込まれているのが,環境情報誌 "Risa" です。私たちKSCも以前取り上げていただいたこともありますが,

Risa 2016年1月号 特集 「Re里山」宣言!
http://www.media-brain.co.jp/wp/?p=3563

最新号の特集は「竹と親しむ」ということで,私のちょっとしたコメント (と,写真も・・・笑) が2ページ目に掲載されています。
 
 これは学内に生育している竹 (モウソウチク) を活用して,竹炭を作る活動を金城で行っていることから,私が取材を受けることになったのです。先週土曜日にお手元に Risa が届いている方,あるいは名古屋市内の図書館をご利用の際はぜひご覧ください!

http://risa-eco.jp/
(現段階では Risa ホームページ上で2ページ目以降はご覧いただけませんが)
 
 たけのこ掘りや竹炭づくり,はてまた流しそうめんの材料 (笑) としても金城の竹は利用されていますが,竹とうまく付き合っていくためにも,こうした活動をこれからもずっと続けていきたいと思います。