2015年2月28日土曜日

しらさぎ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 3月14日の北陸新幹線開業まであと2週間,というニュースが今朝流れていました。これによって名古屋から出発する列車にも変化があるのをご存知でしょうか。特急「しらさぎ」の運行区間が,現在の富山から,新幹線の終着駅である金沢に短縮されるのです(編成も短くなるそうですが)。

 その「しらさぎ」,姫路城の別名が「白鷺城」(読みは「しらさぎじょう」とも「はくろじょう」とも)であることもあって,鳥の名前であることはみなさんご存知だと思います。そんな白いサギが先日,学内にある文四郎池に飛来していました。下の2枚の写真をご覧ください。
どちらも確かに白いサギですね。だったら「しらさぎ」じゃないの? と思った方もいるかもしれませんが,

違います!

正しい名前は上が「コサギ」,下が「ダイサギ」。由来は単純明快,

小さいサギと大きいサギ(笑)

一緒にいればその大きさの違いは一目瞭然なんですが,一羽ずついても簡単に区別ができます。冬場はダイサギのくちばしは黄色だからです(コサギは年中黒色)。

では,大きくも小さくもない白いサギが「しらさぎ」かというと,そうではなくて

チュウサギ

なんですね(チュウサギは金城で見たことはありませんが)。そう,大きさの順に大・中・小なんです。冗談みたいですがこれが正式な鳥の名前です。実は種の名前として「しらさぎ」という鳥は存在しません。ダイサギ・チュウサギ・コサギの白いサギを総称したものが「しらさぎ」なのです。

 このような例は「カラス」もそうで,「カラス」という種の鳥はいません。街中でもうんざりするくらいたくさん見るあの黒い鳥は,正しくは「ハシブトガラス」か「ハシボソガラス」のどちらかです。

☆☆☆

 ところで余談ですが,国鉄・JRの列車の愛称名として,動植物の名前が使われる例がたくさんあります。いま思いついたものでは

動物:とびうお,かもしか,雷鳥,はやぶさ,はと,つばめ,こうのとり,とき
植物:こまくさ,はまなす,さくら

ネットで見てみたら,他に「かもめ」「ひばり」なんていう列車もがありましたね。

 では問題。
 この中で,「しらさぎ」と同じように,種の名前ではなく,総称のものはどれでしょう?
(正解はまた後日)
 

2015年2月24日火曜日

ジョウビタキ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 少し前のこのブログでルリビタキがよく登場しましたが,

2015年2月2日 ルリビタキの道案内?
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html

2015年2月10日 冷え冷えの湿地調査で見た「幸せの青い鳥」
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post_10.html

これらを含め,ヒタキの仲間にはほぼ毎日出会います。たいていはジョウビタキで,人をあまり怖がらないのか,かなり近いところまでやってきたりするので,少し余裕をもって写真を撮ることができます。下の写真は,今月初めに炭焼き小屋近くで目撃したジョウビタキのオス。おなかのオレンジ色がきれいですね

 さて,るり色のヒタキは「ルリビタキ」,金城の森で見たことはありませんが,黄色のヒタキは「キビタキ」。ではジョウビタキの「ジョウ」は???

 ジョウにはいろいろな漢字が当てられているようですが,由来からするとどうやら「尉」がもっともな気がします。尉の意味は「翁」,つまりおじいさん。頭の色がおじいさんの白髪のような銀白色のヒタキ,ということなんですね。
 
 ところで,ジョウビタキはなわばりの意識が強く,仲間を見ると執拗に追っかけて追い払う習性があるそうです。私自身,そのような場面を見たことはないのですが,9日の八竜湿地の調査の時に見たオスのルリビタキは,飛び立ったらたまたまジョウビタキのオスと居合わせてしまい,追っかけられてしまいました(あらら)。つまり,同種だけでなく近縁種も目の敵に???

 春になるとジョウビタキはシベリアなど北へ,ルリビタキは標高の高いところへ旅立ちます。あとどれくらい金城の森で見られるでしょうか。
 

2015年2月21日土曜日

湿地復元実験の伐採が終了

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 2/14のブログで,湿地を復元させるための伐採作業が始まったことをお伝えしました。
 
2015年2月14日 湿地復元実験
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post_14.html
 
 その後19日に再び作業が行われ,伐採作業が完了しました。ご覧の通り,きれいさっぱり木や草が刈りはらわれました
 
 この伐採作業で人が歩き回って土が掘り起こされたからか,あるいは日が当たるようになって地面が暖められたからか,理由はいろいろありそうですが,結果として虫がたくさん出てきたようです。それを見逃さなかったのが鳥たち。しばらく見ているだけで何種類もの鳥がやってきました。木の枝に止まって,伐採地の地面をじっ~と注視しています
モズも
 
シロハラも
 
 同じように木の枝にいたジョウビタキは切り株に下りてきました。周りを警戒しながら,えさを取るタイミングを計っているかのようです。
 
 先ほどのシロハラも,しばらくすると地面に下りてきて歩きはじめました
 シロハラは森の中を歩き回わり,落ち葉を払いのけてえさを探している姿をよく見ますが,このような開けた明るい場所も気にしないようです。何度か何かをついばんでいました。
のこのこ

 金城には森はたくさんありますが,このような伐採地は学内にないため, 鳥たちの新しいえさ場になったようですね
 

2015年2月19日木曜日

ヒヨドリの新しいごちそう?

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 先日のブログで今年もまたオオワラジカイガラムシが大発生したことをお伝えしましたが・・・
 
2015年2月6日 今年も大発生
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post_6.html
 
 昨日(2/18) の炭焼きの時,カイガラムシがたくさんついている木にヒヨドリがやってくるのを見かけました。近くの枝に止まって様子をうかがっています。
 
 そして傾いた木の幹に下りてきました。オオワラジカイガラムシが気になるようで,くちばしで何かをしています。しかし,カイガラムシは幹の下側にいるので,思うように届きません。 
 
 ならばっ,とこのヒヨドリ,
ホバリング!
体を空中で静止させています!

 ヒヨドリは何をしていたかというと,オオワラジカイガラムシが出す甘い液(甘露)を吸っていたのです。木の実がなくなり,花の蜜にはまだ早いこの時期は,ヒヨドリにとって食べ物に困ることが多く,普段なら降りてこない林床(森の中の地面)に下りてきて虫などをさがしたりして,冬を乗り切ろうとしています。
 
 しかし,オオワラジカイガラムシが昨年から大発生して,本来この時期にはありつけなかった「甘い汁」をヒヨドリは吸えるようになったのです。おそらくヒヨドリにとってはうれしいことなのでしょうが,里山を管理する私たちの目線からすると,
 
「カイガラムシそのものを
食べてくれればいいのに・・・」
 
と,ちょっと複雑な思いです。
 

2015年2月18日水曜日

第34回炭焼き

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 きょう2月18日,久しぶりに炭焼きをしました。前回が昨年10月18日に,里山学習講座の「炭焼き体験」として行ったものですから,ちょうど4か月ぶりとなります。
 
 午前9時に集合して,竹を乾燥させるために開けたままにしてあった窯のふたを閉じ,砂を盛って,さっそく火入れをしました。今回は文明の利器(バーナー)を使って火をつけます。
 
 焚き付け用にスギの葉をたくさん用意しましたが,最初はどうしても火のつきがよくありません。前回の炭焼きの消し炭に炎を当てていくと,少しずつ煙が出始めました。
 
 火が回って薪がどんどん燃えるようになった頃,名工大の増田先生とその学生さんが湿地復元実験の様子を見に来られ,炭焼きも見学されました。学生さんたちは炭焼き窯や炭焼き小屋も興味津々でしたが,意外なものにも食いつきがよかったです(笑)。それは何かというと・・・
湯のみ(!)
金城学院の名前入りなんです!
 
 一方学内からも見学が。KSCの全体会でいつもお世話になっているラーニングコモンズのスタッフの方です。炭焼きだけでなく,森や鳥など,いきものにもとても興味を持っていただけました。
 
 薪が安定して燃えるようなったら,お昼も近づいてきました。火があれば焼いて食べるのが一番!ということで・・・
ししゃも!
 
食パン!
 
みかん!

 おっと,決して食べることが目的で炭焼きをしているわけではありませんよ!(苦笑) でもおいしいものは幸せな気分になります

 勉強をしていた薬学部の学生さんもやってきて 
ほっこり (^_^)
 
 食べ物が目的では断じてないのですが(本当かな?),最後は定番の焼いも! 今回はさつまいもだけでなく,じゃがいももあって満足度UP!
 
 今回は温度の上りがとても順調で,何も苦労することなく600度まで上がり,煙突の煙もご覧のように透き通ってきたので,窯口を閉じることにしました。ここまで竹酢液は約5 L取れました。時間は15時ちょうど。かなり早めの終了です。

 きょうはたくさんの方が炭焼き小屋を訪れましたが,初めて来た,という方も多かったです。そして,みなさんに興味を持ってもらえたのがとてもうれしかったですいい炭焼きの日になりました。 
 

2015年2月16日月曜日

あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業 活動発表・交流会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 2月15日(日曜日),あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業 活動発表・交流会に参加しました。KSCではこの事業の助成金をいただいて里山学習講座を開いているのですが,同じ助成金をいただいている団体が一堂に会し,一部の団体がその活動成果を発表すると同時に,団体どうしの交流を図ろうという催しです。

 この会にはもう何年も出ているものの,今回初めて金城が「活動成果を発表する団体」に選ばれました。それで発表のスライド原稿や台本をしっかりと準備してこの日に備えました。

 さらには,念には念を入れて想定問答集まで作っておきました。でも開催前のアナウンスで,「今回は発表に対する質疑応答の時間は設けておりません」とのこと。

「えぇ~,そんな~」 (泣)。

 それはさておき,会場は中区丸の内にある愛知県図書館5階の大会議室です。地元では「けんとしょ」の愛称で知られる大きな施設です。発表30分前ですが,KSCメンバーも,お揃いのポロシャツを着て集まり始めました
発表者は最前列が用意されました

 後ろを見るとテレビクルーも! テレビ愛知が取材に来ていました(KSCの発表の時はすでに退散してましたが)。

 今回の発表は6団体。KSCはその最後でした。「トリ」ですね。ほかの団体の発表を一通り見てから,いよいよKSCの番です! 集まった学生メンバー6名がそれぞれ分担して発表をしていきます。ちなみに私は写真係,小野先生は総監督ということで「裏方」です(笑)。
金城の里山のご紹介

里山学習講座を開催した意義について

 講座を開催したことに対する学生さん自身の感想を交えながら,プレゼンはとてもスムーズに進行し,持ち時間にきっちり収まりまりました。手前味噌ですがいい発表ができたと思います

 発表会の後は交流会で,色々な団体の方と情報交換となりました。
 今回KSCは発表をしたので,質問を受けることが多かったです。たとえば炭焼き窯の構造についてとか,炭焼きの方法,あるいはどんぐりクッキーのどんぐり粉の作り方などなど。
 中には,外来種のミシシッピアカミミガメをおいしく食べる方法を考えてほしい,といったリクエストも。だれか考えてみませんか?

 会は16時に終了し,KSCメンバーで記念写真を撮って会場を後にしました。今回の発表で金城の里山に多くの方が関心を持っていただけたのではないかと思います
 

2015年2月14日土曜日

湿地復元実験

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日(13日),ランドルフ記念講堂近くの森の一部を伐採する作業を行いました。湧き水が出ているこの地点の木を切って明るくし,湿地を復元させようという大規模な実験として行ったものです。

 大学がこの地に設立された60年以上も前,このあたりは高い木が全くと言っていいほど生えていない「はげ山」でした。当時も湧き水があれば,おそらく現在の八竜湿地と同じような湿地があったはずです。希少種のシラタマホシクサなども生育していたかもしれません。

 しかし森ができてくると暗くなってしまい,明るい場所を好む湿地の植物は消えてしまいます。ただ,種が土の中に残っている可能性があり,木を切って明るくすると再び芽を出すかもしれないのです!

 しかもこの場所,湧き水の水質を以前私が分析していたのですが,八竜湿地とほぼ同じくらいの水質なのです。それで八竜湿地で保全活動をされている柴田さんや,生態学がご専門の名工大の増田先生などのご意見も伺い,思い切って伐採することにしました。

 とはいっても,大きな木を切るのは私たち素人にはとても危険で無理なことです。なので普段金城の緑の手入れをしていただいている中日本造園さんにお願いして木を切っていただきました。
作業開始です
 
 この日,天気予報は晴れだったのですが,朝から断続的に雪となり,一時的に吹雪になるような天気でした。
うっすら積もっています (>_<)

 上述の柴田さんや増田先生,増田先生の研究室の学生さん,KSCメンバーや小野先生のゼミの学生さんなどたくさんの人が作業を見守っていたのですが,じっと見ているだけではとにかく寒い! ならば体を動かそう!と,中日本造園さんの作業の邪魔にならないところで細い木を切ることにしました。
学生さんもヘルメットをかぶって作業中
 
 私も木を切って体を温めたかったのですが,手が負傷中なので「写真係」がやっと。体が冷えていく一方です(泣)。

 学生さんたちはとても熱心に木を切ってくれたので,短い時間でこんな感じに。
さっぱり~
 
  一方,中日本造園さんはさすがにプロ。手際よく木が切られていきます。こんな大きな木も大きな音を立てて伐採されました。
 
 その結果,こんなに変化しました。
ビフォア
 
アフター (笑)

 この日作業は完了とはなりませんでしたが,広々とした土地が出現しました。ここに湿地性植物が復活するのかどうかは,増田先生やその学生さんがこれから何年もかけて調査をしていく予定です。増田先生からは「こんな実験をやってみたら面白そう」といろいろなアイディアがさっそく出ていて,これからが本当に楽しみです。
 

2015年2月12日木曜日

猿投山ハイキング

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 祝日でお休みだったきのう,KSCでは猿投山(さなげやま)にハイキングに行ってきました。猿投山は名古屋の東にあり,ちょうど濃尾平野から見て一番手前にあるため,標高は629mとさほど高くないものの,標高以上に大きく見えます。標高が低い=夏は暑い,ということになるので,晩秋から春までがハイキングシーズンとなります。
 
 今回は豊田市側から登って,瀬戸市側に下りるコースとしました。午前8時30分過ぎに猿投神社に集合し,まずは神社の中を歩いていきます。大きな杉並木が目を引きます。
 
 やはり人気の山ですね。晴れた休日とあって,猿投山に登る人も多く,駐車場はほぼ埋まっていました。あちこち登山者への注意が書かれています。さすがにこの時期は大丈夫だろうとは思いますが
クマさんに注意
 
そして 
クマさんから注意(笑)
 
 少し歩くと「トロミル水車」というのがあります。かつてこの地で活躍した焼き物の陶土をつくるための施設を復元したものですが,ここも瀬戸と並んで粘土の産地だったのですね
 
 舗装道路からいよいよ山道に入っていきます。歩きはじめて約1時間半,大岩展望台というところまで来ました。視界が良ければ南アルプスも見えるそうですが,この日は晴れていたのに霞がかかっていて全く見えませんでした。ざんねん。
 
 標高がほぼ500 mになり,2回目の林道を横切るころにはあたりは真っ白。きのう・おとといと名古屋では雪が舞いましたが,猿投山は雪が積もったのですね。とはいっても積雪は2~3 cm。しかし,そのたった2~3 cmがこのあと曲者に・・・
冬ですね~
 
 途中ツガの大木が何本も生えている場所があります。都市近郊でこんな大木が切られずに残っているのは不思議ですが,どれくらい大きいかというと・・・
これくらい!(笑)
 
 頂上の手前,「東の宮」というところまで来ました。実は猿投山の「山頂」よりもここの方が少しだけ標高が高かったりします。上の学生さん,まだ踏み固められていない雪を使って,
雪だるま!
(かわいい~)
 
 さらに山頂目前のベンチまで進み,ここでお昼にしました。いつものようにお湯を沸かしてお味噌汁で暖まったり,インスタントですがラーメンやうどんをすすったり。雪の中,冷えた体にしみわたります。
 みなさん自分のお昼だけでなく,おやつもいろいろ持参していて,私もいろいろいただきました。ありがとうございました。
 
 そして10mほど先の(笑)山頂で記念写真!

 さて,大変だったのはここから。頂上まで雪道を上がった,ということは,これから雪道を下らなければならない,ということです。雪が積もったばかりなら全く問題ないのですが,ここは名古屋で最も人気のハイキングスポット。すでにたくさんの人が雪を踏み固めてしまい,つるつるのアイスバーンに (>_<)。たった2~3cmの積雪でも全く気が抜けません。わたくしも実際3回転倒しました。しかも手をついた右手首が捻挫してしまいました(泣)。標高が下がってくると雪も少なくなり,ほっとしました。
雪がこれくらいなら全く問題ないのですが
 
 写真を撮る余裕も出てきて,
カンアオイ
 
きのこの花輪?
 
 など撮っていたらようやく下山口の雲興寺(うんこうじ)に着きました。
やれやれ~

 雲興寺からさらにバス停まで歩き,バスで瀬戸線の尾張瀬戸駅へ。駅近くの台湾料理店でおつかれさま会を開催しました
おつかれさま~
 
 雪があって思った以上にハードでしたが,汗をかくこともなく快適な山歩きができました。春になったら今度は花を見に出かけましょうか
 

2015年2月10日火曜日

冷え冷えの湿地調査で見た「幸せの青い鳥」

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きのう (2/9) の朝は名古屋でもうっすら雪が積もり,昼間でも時々雪が舞うとても寒い一日でした。そんな中私は八竜湿地で水質調査のためのサンプリングをしてきました

 前日にまとまった雨が降ったので,およそ20ヶ所の採水ポイントのうち,水が取れなかったのは1ヶ所だけ。下の写真は,斜面一面から水がしみ出しているところで,中央に見える塩ビ管から地下水を採水するのですが,周辺も小さな水たまりができるほど水が出ており,一定量の採水ができました。

 ただ,今回は私自身少々要領が悪かったこと,そして塩ビ管から水を取るための注射器が,寒いせいかあるいは古くなってきたせいか,スムーズに動かず地下水の採水にとても手間取ってしまい,無駄に時間を費やしてしまいました(泣)。仕事がうまく進まないうえにこの天気・・・
テンション下がりまくり (T_T)
 
 私は「ひょろひょろ」な見た目とは裏腹に,意外に?寒さはそれほど苦手ではありません。でも9時半から昼過ぎまでずっとこの寒さにさらされ(しかもお昼なし!),さすがに少々いやに・・・。

ところが!

 少し晴れ間が出た時,森の中に一羽の鳥が・・・
ルリビタキのオスです!

 るり色というにはちょっとまだ青が濃すぎな感がありますが,ようやく撮れました (^_^)v これでやる気も回復! なんとか14時までに採水を終えることができました

 そういえば,「幸せの青い鳥」という話がありますね。幸せというのは案外身近なところにあるものだ,というのがこの話が教えるところなのですが,八竜湿地の青い鳥は

遠くに行かなくても,大学のすぐお隣に幸せがある

ということですね!(笑)