2014年7月31日木曜日

知多半島湿地めぐり

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 昨日 (30日),小野先生とそのゼミの学生さん,森先生とともに知多半島の湿地めぐりをしてきました。もちろんただ観光で見てきたのではなく,珪藻分析のためのサンプリングです。6月26日の豊田市内の湿地でのサンプリングと同じ位置づけでの調査研究となります。
 
「ラムサール」の湿地
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/06/blog-post_26.html
 
私自身は珪藻分析研究グループのメンバーではありませんが,採取した場所の水質調査など,お手伝い要員として今回も同行させていただきました。
 
 今回まず向かったのは,武豊町の壱町田(いっちょうだ)湿地です。ここは早くから希少植物が生育する湿地として認識されており,1984年 (昭和59年) には愛知県の天然記念物に指定されています。通常非公開ですが,今回特別に武豊町歴史民俗資料館の方に案内をしていただきました。
入口の立派な立札です
 
 保護地域の中にはA~Dの4つの湿地があり,A湿地とB湿地は,下の写真のように開けたゆるやかな斜面に水が流れていました。 
 
 ここで私が初めて見た植物がシロバナナガバノイシモチソウ。食虫植物の一種で,壱町田湿地では大群落を形成していました。
 小野先生によれば,かつては八竜湿地にも生育していたものの,絶滅してしまったとのこと。残念ですね。
虫 (アオバハゴロモ) が捕まっています
 
 一方D湿地は水深がやや深く沼地状になっていて,A湿地やB湿地とは環境が大きく異なります。こちらは湿地性植物というよりもむしろ水生植物の生育地となっていました。
 
 昼食をはさんで次に向かったのは阿久比町にある板山高根湿地です。こちらも通常非公開ですが,阿久比町役場の方とボランティアの方に案内をしていただきました。ここは2012年6月にも訪問したことがあり,2年ぶりの調査となります。
 
 ここはもともと農地として開発するつもりで山を切り開いたところ,大量の湧水が出て放棄され,湿地となったのだそうです。そのためかかなり広々とした印象があります
 
 湿地の水は,3段の棚田状の一番上の湿地から順に流れ下る水と,山側から湧き出る水によって賄われています。下の写真は,右の樹林帯からの湧水がある場所で,晴天続きにも関わらずこのあたりは水がたまっていました
 
 このサンプリングでは,ちょっとしたハプニングも。
 下の写真は,姿は見えませんが右下の一段低いところで森先生がサンプリングをしている時に撮ったもの。木道の奥で学生さんが距離を取っています。手前に立っている阿久比町役場の方は,何かを注視しています。何をしているかというと・・・
 
!スズメバチの巣の警戒中!

  実は,画面中央の土の部分に深さ40cmくらいもある穴があり,その中にスズメバチの巣があるのです。

 たまたま私がその穴にズボッとはまってしまい,

やれやれと思って足を抜いたら
スズメバチがブンブンと出てきた!!!
ぎゃ~~~~ (>_<)

この時はさすがに必死で逃げました。でもおとなしい種類のスズメバチだったのか,あるいは巣に入ってきたもの(私の足)と,近くにいる人間とが結びつかなかったのか,追っかけてくることはありませんでした。

 どうやら巣に近づいても刺激しなければ大丈夫そう,ということになり,30分ほど時間を置いて,スズメバチが落ち着いたところを見計らってサンプリングを再開したのです。でも「もしか」のこともあるので,上の写真の通り厳戒態勢(?)でのサンプリング

フィールドワークは大変です(苦笑)

 さて最後に訪問したのは,まだ公表されていないとある湿地。ここは立地といい,水質といい,東海地方の湿地の中で非常の特異な場所です。残念ながら今回は晴天続きで干上がってしまい,水を得ることができませんでした。

 しかし,珪藻分析の森先生はただでは帰りません! 下の写真で,しゃがんでいる森先生は何をしているのかというと・・・
 
放置されたホースに付着しているであろう
珪藻をサンプリング!

 さすがはその道のプロ。研究者魂を感じますね!
 森先生・小野先生といった偉い先生からすれば,私は半人前どころか,まだまだ小間使いみたいなものでしょう。しかし「小間使いをちゃんとこなしてこそ一人前」とも言いますし,このような研究に対する執念というか,熱意といったものを学びながら精進したいものです
 

2014年7月29日火曜日

里山体験学習打ち合わせ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうは名古屋青年会議所の方が大学に来られ,8/2 (土) に行われる里山体験学習

「SATOYAMAキッズ体験〜自然の中で里山体験〜

の打ち合わせが行われました。
 
 これは,名古屋青年会議所の社会貢献事業の一環で,親御さんなしで子供たちが自然と触れあい,キャンプをするというもの。ことし縁あって自然体験の部分は金城で行われることになったのです
 
 実はこれまでも何回か打ち合わせは行ってきたのですが,今回は本番直前の最終打ち合わせ。担当の方々と金城のスタッフ (KSCメンバー4名) で,W9号館1階のラウンジでまずスケジュールの確認をしました。

 そして外に出て開催場所や動線の確認。ここはW5号館北側のクズ原ですが,このクズも里山体験学習では重要な役割をすることになっています
(詳しくはまた後ほど・・・)

 この体験学習はすでに申込み締め切りとなっていて,「満員御礼」とのこと。

 多くのこどもたちが,この里山の中で夏の思い出を作ってくれるといいですね!
 

2014年7月25日金曜日

庄内川の河川敷で自動カメラを設置

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 7月4日のブログで,庄内川の河川敷に行ってきた話をしましたが,
 
庄内川の河川敷にて
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/07/blog-post_4.html
 
 今日はその場所に,動物を撮影する自動カメラを設置してきました。猛暑日が予想されているだけあって,朝からすでに暑い!!! でも現地では,地元ボランティアの方々が草刈りや繁茂した竹の伐採作業に追われていました。 

 小野先生とそのゼミの学生さん2名,そしてわたくしの4名で作業を行ったのですが,藪を切り開いたり,カメラを取り付ける杭の打ち込みに難儀しました。運悪く藪に大きなノイバラが生えていてそのトゲが刺さったり,土に石がかなり混じっていて杭が全然埋まらなかったり・・・ (>_<)

 そんな状態では写真を撮るヒマもなく,ようやく写真を撮ったのはこの3地点目。ここは小野先生の手前に生えているエノキの幹に自動カメラをくくりつけるだけ。ちょっと余裕が出てきました (^_^)
 
 地元ボランティアの人から,タヌキは確実にいて,キツネはこの近所で餌付けをしている人がいる,との情報が得られました。そして意外にも,アライグマはあまりいないそうです。
 
 金城に来ているキツネは,庄内川の河川敷を通っているのではないか?と私たちは考えています。ここでキツネが撮影できれば,その予想を支持するものとなるでしょう。果たしてどうでしょうか?
 

2014年7月23日水曜日

トヨタの森にて

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きのう (22日) のことになりますが,豊田市の「トヨタの森」で水質調査のためのサンプリングを行いました。晴れ男 (のはず) の私、これまでトヨタの森に行くと、なぜかいつも雨が降ってしまい、疑いの目を向けられるようになった (←おおげさ) のですが、今回はちょうど梅雨明けとなり,
 
晴れて汚名返上
 
となりましたとさ、めでたし、めでたし
 
 冗談はさておき、今回のサンプリングでは、8か所設定している採水地点の一つは枯れていたものの、残り7か所は現場測定項目では湧水の湿地として良好な水が出ていました
「採水セット」の隣に水が流れています
  
 この場所で採水しているとき、小さな小さな、指の先ほどのカエルを見つけました。「シュレーゲルアオガエル」です。変わった名前ですね。シュレーゲルは人の名前。なんだか外来種のように感じられるかもしれませんが、れっきとした日本在来種です。おそらく、よく似たモリアオガエルなどと別種とは認識されていなかったのでしょう。
ちょこんっ
 
 このシュレーゲルアオガエル、トヨタの森にはたくさん棲んでいるようで、何匹か撮ることができました。中には、こんな写真も!
お行儀がいいです(笑)
 
 今回の調査では、このように小さくて愛らしい生き物だけでなく、大きな生き物にも出会いました。ある調査地点から次の地点へ、森の中を歩いて移動中のことでした。突然足元あたりで
 
ガサガサガサっ!!!
 
と大きな音がした次の瞬間、カモのような大きなお尻のちょっと重そうな (失礼!) 鳥が飛び立ったのです! もうびっくり!
 
 でも、ちょっと離れた森の中の枝にとまったので、慌ててカメラを取り出し、その鳥を撮影しました。その写真がこれ。手前の葉っぱにピントが合っているみごとなピンボケ!
「・・・」
 
  でも次の写真を撮ろうとしたときには、もうどこかに消えてしまいました。つまりこの一枚しか写真がありません
 
 鳥の図鑑で見覚えのある姿かたちですが、実物を見るのは初めて。名前がわからず、調査の後のお昼ごはんのときにトヨタの森のスタッフのみなさんに聞いてみると
 
「ミゾゴイ」
 
とのこと。ミゾゴイは日本だけでなく国際的にも絶滅危惧種に指定され、トヨタの森にやってくる鳥の中では一番珍しいものだそうです。これまでに目撃や鳴き声の確認はされていて、いることはわかっていたそうですが、写真が撮られたのはこれが初めてとのお話でした。
 
もっと上手に撮っておくんだった・・・
 (ToT)
 
写真は極めて「残念」ですが、こんな鳥に出会えたとは、やはり嬉しいですね (^_^)
 
 金城からトヨタの森まで、車で1時間かからずに行くことができますが、それでも金城では見られない生きものがたくさんいて、毎回のサンプリングがとても楽しいです
 
 トヨタの森のスタッフのみなさま、今回も本当にありがとうございました!
 

2014年7月21日月曜日

色とりどりのきのこ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 週末は大雨・雷で,期待したような天気になりませんでしたが,もうすぐ名古屋も梅雨明けしそうとのこと,いよいよ夏本番ですね!
 
 さて,今回もまたきのこの話題です。こんどは赤や黄色のよく目立つきのこがたくさん生えてきました。
 
 まずは赤色。傘も柄も真っ赤です! ベニイグチといいます。きのこの傘の裏はひだ状になっているのが普通ですが,細かな穴状になっている一群があり,「イグチ」と呼ばれます。紅色のイグチだからベニイグチ。そのまんまですね(笑)。
 
 でも「イグチらしさ」の穴状の傘の裏は鮮やかな黄色! この配色はすごいですね。いかにも毒々しいですが,毒については「不明」とのこと。食べて「何ともなかった」「おいしかった」という人もいれば,「お腹をこわした」という人もいるようです。
 ちなみにこのきのこ,高さは20cmくらいと大きめです。写真でも堂々としてますね! とはいえ,右の木の切り株よりも大きく見えるのは,遠近法による錯覚です(笑)。
 
 お次は黄色。赤色がベニイグチなら,黄色はキイロイグチ,と言いたいところですが,それと似て非なる「キアミアシイグチ」です。このきのこは柄の部分が網状になっていますね。ゆえにキアミアシ=黄網足。そこがキイロイグチとの識別点です。
 キイロイグチは食べられるそうですが,このキアミアシイグチは苦みがあって食用には不向きとのこと。意外にもきのこには,このように「毒ではないが,食べられない」というものがたくさんあります。

 最後に紹介するのは,ベニイグチのように傘の表が赤く裏は黄色なのですが,柄がクリーム色のきのこ。

 このきのこはちょっと自信がありません(すみません・・・)。
 イグチの仲間でこの色を持つものとして,「アカジコウ」がまず出てくるのですが,よく似たものに「コウジタケ」というのがあるそうで,この写真だけでは,私のような素人が判断するのは難しいです。ただ,どちらも食用きのことのこと (^_^) 

 もっとも,仮にこの2種のどちらかだとしても,すでに傘の表はナメクジに食われたのか凹んでいるし,ところどころ穴が開いて中に虫が入っていそうだしで,旬は過ぎてしまっていますが・・・(残念)。
 

2014年7月16日水曜日

大きなきのこがぼこぼこと

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 そろそろ梅雨明けしそうな気配ですが,大学の自然林では急にあちこちでいろいろなきのこが出るようになりました。色も形も違うきのこが,まるで示し合わせたかのように,です。不思議ですね!
 
 下の写真は大学から八竜湿地に向かう山道の脇で撮ったもの。かさの大きさが20cm近くもあるジャンボサイズです。
で,でかい・・・(笑)
 
 しかもこのきのこ,このでかさでいっぱい生えているのですよ(驚)
きのこがぼこぼこ (>_<)
 
 上の写真でも充分に多い数ですが,写真に入る範囲だけでこんなに。実際は,数えてみたら軽く30個も!!! ちょっと気持ち悪いくらいですが,地中に広がった菌糸から一斉にきのこができたのでしょう。

 このきのこ,残念ながら名前がわかりません。
 大きくなる白いきのこで,似たような形のものとして「オオイチョウタケ」というのがありますが,このオオイチョウタケはあっさりしていておいしいきのこなのだとか。仮にそうだとしても,大きすぎてあまり食欲がわかないのは,私だけでしょうか???
 

2014年7月13日日曜日

オープンキャンパス

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう (7月13日) は大学のオープンキャンパスが行われ,KSCもブースを出して金城の里山の紹介をしました。昨年まではW9号館で紹介をしてきましたが,ことしはできたてピカピカ☆のN1号館となりました。

 朝からすっきりしない空模様でしたが,メンバーは8:45に集合して,飾り付けや配布する竹炭を盛りつけたりしました。
手際よく準備が進みます
 
 私は準備のお手伝いをしただけで,本業の (?) 薬学部の仕事に行ってしまいました。そのあとは,学生のみなさんと木村さんにお任せっきり (すみません・・・)。そして私は,薬学部の仕事が一息ついた13時過ぎにKSCに戻ってきました。すると,

300個程用意した竹炭は,9:30の開始から
1時間ほどで売り切れになってしまった!

とのこと。あいかわらずの人気ですね (^^)。というわけで,配るものもなくなってしまい・・・
ちょっとまったりモードに (苦笑)
 
 それでもときどき足を止めてくださる方もいました!
お子さんも!
 
高校生のみなさんも!
 
 KSCのブースは,ちょうどオープンキャンパスのアンケート回収コーナーの近くだったことが幸いし,入口から奥まったところだったにもかかわらず,多くの方の目に触れることができたようです。

 次回8月9日 (土) に開催されるオープンキャンパスでも,同じ場所で里山の紹介をしますので,今日見逃した方はぜひKSCのブースにお越しください!

 最後になりましたが,スタッフのみなさんおつかれさまでした!!!
 
 

2014年7月11日金曜日

台風が過ぎ去って

 みなさまこんにちは,よしだです。

 梅雨と台風でこの一週間はくもりがちでしたが,今日は久しぶりの青空をみることができました。

 台風の進行状況によっては開催できないかも?と心配していたKSCの全体会も予定通り行いました。あさって (13日) 行われるオープンキャンパスの「里山紹介ブース」の事前打合せなどをしました。
 ちなみに毎回全体会を行っているこの会議室,建物自体が取り壊しとなる予定で,ここで全体会をするのもこれが最後かもしれません。
(この写真はまつやま先生に撮っていただきました)

 全体会のあと,私は八竜湿地の見回りにいきました。
湿地と,森と,夏の空

 幸い,八竜湿地で観測している流量測定装置に何ら異常はなく一安心。木板で作った堰の水の跡を見ても,それほど水位が高くなったわけでもなさそうです。仕掛けておいたワナに捕まったアメリカザリガニ2匹を回収して作業は終了。

 湿地近くの森を見ていたら,花が咲いている木があることに気がつきました。
リョウブの花です
 
 リョウブは金城の自然林にもよく見られる樹木ですが,意外にも花を見るのはこれが初めて。つけ根の側から順に花を咲かせて実をつけるので,花期が長いのが特徴だそうです。一つ一つの花は小さくても,茎にまとめて花をつけて目立たせる作戦でしょうか
 
 今日,八竜湿地近くではウグイスがきれいな声で鳴いていました。小野先生によれば,けさは湿地の隣の新池でカワセミを目撃したとのこと。私が行ったときはカワセミは見られず,何羽かのツバメが飛びながら水を飲んでいました。夏らしくなってツバメも暑いのかもしれませんね。
 

2014年7月7日月曜日

ブログタイトルが新しくなりました!

 みなさまこんにちは,よしだです。

 前回お知らせしたとおり,ブログタイトルが新しくなりました。その名は(↑見ての通りですが・・・笑) 「金城学院大学 里山ブログ」。実にストレートなタイトルですが,気持ちを新たにして金城の里山の "今" をお伝えしてきます。

 さて今日は7月7日で七夕の日。そもそも名古屋だと晴れていても天の川を見るのは難しいですが,すっかり梅雨らしい空になったので,星空を見ることはできませんね・・・。そして週末にかけて猛烈な台風が接近するとか。大雨が予想されるので,八竜湿地に設置している流量測定装置や,学内に設置している雨量計のメンテナンスやデータ回収を,土曜日と今日行いました。先日,流量測定がアメリカザリガニのせいで「データ欠測」となったので,その対策も。

 その対策とは・・・アメリカザリガニ捕獲用のワナを設置したのです! 下の写真の左が流量測定装置で,写真の真ん中あたりを見ると・・・

ペットボトルで作ったお手製のワナです!

 これを使って土曜日にザリガニ2匹を獲ったのですが,そのまま設置しておき,けさも見に行きました。たくさん獲れているかな~と思っていたのですが,結果は下の写真の通り。
たったの一匹 (><)
しかもちっちゃい・・・

 仕方がありませんね。でも継続は力なり(?)ですから,しばらく仕掛けて一匹でも多くのザリガニを捕獲し,データの蓄積に支障が出ないようにしたいものです

 いくら研究のためとはいえ,大のおとなが湿地の片隅でザリガニを獲ってるなんて・・・という気もしなくもないのですが(苦笑)。
 

2014年7月5日土曜日

ブログが "少し" 変わります

 みなさまこんにちは,よしだです。

 みなさまにご愛読いただいているこの「KSC活動ブログ」ですが,より多くの方に金城の里山を知っていただけるよう,目下少しずつ改良中です。目に見えるところでは,閲覧数(ページビューの合計)を表示するようにしました

画面右上にカウンターがつきました
 
 目に見えなところでは,グーグルなどで検索されやすいように改めました。これに伴って現在のブログタイトル「KSC活動ブログ」と,その下の説明文を変更することにしています。これは,グーグルなどでヒットした時に表示される短い文章の中で,KSCとは何者か? どのような活動をしているのか?がわかるようにするためです。来週初めを目途に変える予定です。

 ちなみにグーグルで「KSC」を検索すると,〇〇スポーツクラブ,〇〇シニアクラブ,〇〇サポータークラブなどなど,たくさんヒットします。わたくしたちのKSCも,より多くの方に知っていただけるように頑張ります!
 

2014年7月4日金曜日

庄内川の河川敷にて

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日は小野先生とともに,庄内川の河川敷の見学に行ってきました。今後行うことを計画している生きもの調査の場所を選定するためのもので,この地域で広く自然環境の保全活動をしている愛知守山自然の会代表の石原先生にお願いして,案内をしていただきました。
先頭を行くのが石原先生です

途中にはこんな場所も!

 きょう案内していただいた場所はこんな感じで,庄内川に支流の小さな川が合流する地点です。洪水などがあった場合に一時的に水をためる遊水地が,普段は環境学習の場になっているため,アクセスしやすく調査に向いているだろう,ということになりました。

 中を歩いていると目の前をヘビが横切ったり,池ではアオサギが獲物を狙っていたり。草むらの中をごそごそ動いていたのは・・・
カエルでした!
(ごめんなさい,名前がわかりません)

 森の中をひらひら舞うように飛んでいたのは・・・
ハグロトンボです

 トンボなのにチョウのように飛ぶちょっと変わった種です。腹部の青緑色がとても鮮やかですね。今日はたくさん見ることができました。

 場所が決まったことで,これから具体的な調査が始まるわけですが,いったいどんな生きものが見られるのか,今から楽しみです!

2014年7月2日水曜日

誰が開けたの?

 みなさまこんにちは,よしだです。

 7月になりました。梅雨だというのに名古屋はあまり雨が降らず,毎日暑いですね。

 さて,7月最初の話題は土の斜面に開けられた穴です。見つけたのは先週金曜日。島田緑地の調査から帰り,駐車場からW10号館に戻ろうとしていたときのことでした。文四郎池沿いの道の脇にその穴はありました。
 
 直径はおよそ5cm。似たような穴は他にいくつもあるのですが,これだけは明らかに最近,誰かが掘った跡があったので目に留まったのです。

 下の写真をご覧ください。穴の位置がわかりづらいですが,穴の下に,穴から掘りだされた細かい砂が積もっているのです。しかも,その手前のアスファルトの部分には,何かのフンらしき白い模様がいくつもあります
 
 ということは,鳥か小動物がここで巣穴をあけたのかもしれません。こんな人通りの多いところにいったい誰が穴をあけたのでしょうか? 小野先生にこの話を伝えると,さっそく自動カメラを設置して観察してみよう,ということになりました。
小野先生の右のフェンスに自動カメラをつけました
穴は左の赤茶色の土のところにあります

 2晩自動カメラを設置してみましたが,残念ながら何も写りませんでした。ひょっとしてカワセミだったらいいのになぁ,なんて思ってたのですがね・・・。穴の主はわからずじまいですが,しばらく観察してみようと思います