2013年7月31日水曜日

伊吹山へ山登り (1)

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今回はこの日曜日に伊吹山に登ってきた話をしましょう。伊吹山は岐阜県と滋賀県の県境にある標高1,377 m の山で,名古屋から西に大きく見え,冬は「伊吹おろし」と呼ばれる季節風が吹くことから,名古屋近辺の人にはおなじみの山ですね。余談ながら私の通っていた小学校・高校のいずれの校歌にも伊吹山が登場します。

 それはともかく,今回はKSCメンバーの臼田先生と一緒に,滋賀県側の登山口から頂上を目指しました。伊吹山は頂上直下の駐車場まで車で行くことができるのですが,それでは自然を味わえないし,運動にならないので(今回はこっちが主目的???),標高差約 1,170 m を登る「がっつりな」山登りです。

 今回のブログでは,山登りの様子をお伝えすることにしましょう。名古屋から列車 (JR) とバスを乗り継いで登山口に着いたのは午前8:30頃でした。休日ということで多くの登山客が訪れていました。
あまり人がいませんが,われわれが出遅れているだけです(苦笑)

 山に登るときの鉄則は,登山届を提出すること。低い山であっても(出遅れても)必ず書いて提出しましょう。
一緒に登った臼田先生です

 登り始めてすぐにあった看板がこちら。
「・・・・・・」

 幸いくまさんに出会うこともなく,一合目までは樹林帯の中を歩き,それを過ぎるとスキー場の跡地の中を登っていくことになります。一見緩やかで楽そうですが,見た目以上に勾配がきつく,直射日光が当たり,とにかく汗だくに・・・。
けっこうしんどいです(汗)

 五合目を過ぎると壁のような斜面をジグザグに登って行くようになります。頂上の方を見上げるとあちこち人がいるのが見えますね。でも,この頃から雲が出て,頂上は雲の中に隠れています。ふもとから吹き上げる風が涼しくて快適でした。
 しかし,五合目には売店があり,誘惑に負けてよく冷えたファンタ (500ml 入りで 190 円) を買って飲んだのですが,炭酸飲料を一気に飲むんじゃなかったとこの頃後悔・・・(苦笑)

 登山口を出発してから3時間13分、苦労しながら頂上に到着です。岐阜県側から頂上直下まで車で来ることができるため,頂上にはお店が立ち並び、むしろ都会のような人混み(!)でちょっと変な感じです。

 しかし、一番高い地点である一等三角点の場所は少し奥まっていて、あまり人がやってきません。ちょっともったいないですね~。
左下の十字の石が三角点ですね

 下の写真は頂上から名古屋方面を見てみたもの。霞んでいてよくわかりません。反対の西側からはすぐ近くに琵琶湖が見えるはずですが,これもいまひとつでした。

 頂上のお店ではビールやらソフトクリームやら,これまた誘惑の多い品揃えとなっていますが,今回はぐっと我慢して,持ってきたお昼を食べました。頂上で1時間ほどゆっくり過ごして下山を開始しました。この頃から雲が取れて少しずつ視界が開けてきました。
これからはるか先の市街地まで下っていきます(遠いなぁ~)

 5合目まで下って振り返ると,頂上の稜線がきれいに見えていました。天気が良いのはいいのですが,とにかく暑くて,塗った日焼け止めを汗で洗い流しているかのよう(苦笑)

 結局1合目の小屋で,懲りずにまた誘惑に負けて炭酸飲料を一気に飲み(!),登山口に着いたのは15:45 頃でした。2時間35分で下山できました。
「おつかれさまでした」

 今年初めての山登りで,2人とも本調子ではなかったのですが,自然の中を歩く楽しさを味わってきました。

 ところで伊吹山といえば,高山植物など植物相が豊かな山として知られていますね。次回は道中で見かけた花などを紹介しましょう。
 

2013年7月29日月曜日

湿地に咲くノリウツギ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうの名古屋は週末と打って変わって雨の一日になりました。私は朝から鈴鹿市・四日市市にある湿地へ水質調査用のサンプリングに行ってきたのですが,こちらも雨模様で,降りしきる雨の中のサンプリングには難儀しました。フィールドワークでは天候が選べないので,仕方ありませんね。

 そんなずぶぬれ(!)のサンプリングにあって,目を楽しませてくれたのがノリウツギの花です。八竜湿地では見かけませんが,鈴鹿・四日市の両湿地では割と普通にみられる植物です。

 この植物の花の咲かせ方はちょっとユニークです。まずは下の写真をご覧ください。
ふつう誰もが,これが数輪咲き始めた状態で,白い粒上に見えるつぼみがこれからどんどん同じように花を咲かせていくだろうと想像することでしょう。

 残念ながらノリウツギはそうではありません。ノリウツギは「アジサイ属」の一種で,梅雨のころ咲くおなじみのアジサイと同じ仲間です。この仲間の多くは,大きく花びらを広げたいかにも花らしいけれど受粉能力のない「装飾花」と,小さくてわかりづらいけれど雌しべも雄しべもちゃんとある「普通花」の両方を用意しているのです(上の写真では,普通花はまだほとんど咲いていませんが)。

 つまり上の写真で「花」と思っているものはいわば「ダミー」であり,白い粒々が本来の意味での「花」なのです。花粉を運んでもらう虫に,装飾花で咲いていることをアピールしていると考えられています。
 
装飾花をアップで撮ってみました。花の形がいかにもアジサイの仲間らしい気がしませんか? 実は,アジサイは装飾花だけが咲くように作られた園芸種です。アジサイは花が咲いても実が稔らないのはこんな理由があるのです。
 
 

2013年7月25日木曜日

台風のような雨

 みなさまこんにちは,よしだです。

 ここ最近ブログの更新がいまひとつでした。ちょっとネタがなくて困っていた,というのが正直なところです。

 さて,先週から今週にかけては,「夏の青空」というよりもむしろ雲が多くて蒸し暑い陽気が続いていましたが,きょうはびっくりするような大雨が短時間降りました。たとえて言うなら,突然台風が来たかのよう。
雨の後の空ですが,入道雲がもくもくです

 ほんの短い時間だけではありましたが,まとまった雨だったため,八竜湿地の水量もここ最近に比べてみれば多くなっていました。
湿地外側の森の中に流れができています

 金城の里山もみずみずしさを取り戻し,雨の後立ち上がった水蒸気に太陽の光が射し,光の筋ができてとても幻想的でした。
 
雨によって変わる湿地や里山の表情もまた趣深いですね!
 

2013年7月19日金曜日

クサギのつぼみ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先週までの猛暑が一段落して今週も週末を迎えました。今朝は名古屋の夏とは思えないほどからっとした空気で,通勤の瀬戸線からは御岳・乗鞍岳・中央アルプス・白山・能郷白山・伊吹山と,山々がびっくりするくらいくっきりと見えました。夏にしてはとても珍しいことです。夏も山は美しいですね!
 

 さて,私はきのう・きょうと分析機器の講習を受けていたのですが,空き時間に講師の先生を八竜湿地にご案内しました。湿地の特徴・成り立ち・いきものなどのお話をしたところ,たいへん興味を持っていただきました。身近なところにこんな自然があるというのは,まさに「ありがたい」ことだと私も思います。

 ところでその湿地も大学の森も,植物の花は一休みの時期なのですが,けさW10号館近くでクサギの花のつぼみを見つけました。
  いまは真っ白ですが,花は白に赤紫色が混じり,清楚な花を咲かせます。赤紫色の混じりぐあいは個体差があるようですが,この花はこれからどんな色の花を咲かせるのでしょうか?
 
 

2013年7月16日火曜日

聖書の庭・叡智の泉の住人

 みなさまこんにちは,よしだです。

 金城の学生さんならおそらく,誰でも「聖書の庭」をご存知のことでしょう。そしてその中に,噴水付きの池があります。これが「叡智の泉」です。
この時期,噴水がいかにも涼しげです

 この叡智の泉に,「カエルがいるよ」と,KSCの木村さんからメールが昨日きました。昨日見に行けなかった私は,今日見に行ってきました。すると・・・
 いましたいました。体長 10 cm くらいのカエルです。水を求めてここにやってきたのでしょうか。泉の中を泳いだり,水底でじっとしていたりと,ちょっとのんびりしているように見えました。

 さてこのカエル,種名がよくわかりません。全体的に灰褐色で黒い斑点がありますが,目の下あたりは「アオガエル」のような緑色です。目の後ろから背中にかけて続く線が識別のポイントのようですが,それもはっきりしません。どなたか教えてくださるとうれしいです!

*情報をいただいた木村さん,ありがとうございました!
 

2013年7月14日日曜日

オープンキャンパス

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうはオープンキャンパスの日。KSCもブースを出して里山の紹介や竹炭の配布などを行いました。新しく作った「里山いきものポスター」も早速出動です!
 
 いつもの通り竹炭は大人気で,11時ころにはすべてなくなってしまいました(早っ!)。

 その後も自然に興味のある生徒さんや親御さんがブースに来てくださいました。キャンパスにキツネやホタルのいるなんてびっくりですよね! それだけ金城は環境がいいということにほかなりません。
 今回,多くの方に金城の里山について知っていただけたと思います。また来月のオープンキャンパスでも竹炭の配布を行います。今回もらいそびれてしまった方は,ぜひ来月もお越しください!
 

2013年7月13日土曜日

八竜湿地の地質研究会が行われました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 名古屋で梅雨が明けたのが今月8日でした。それから猛暑の日が続いていたのですが,「梅雨明け十日」,つまり「梅雨が明けてから10日間位は晴れの日が続くものだ」という言い慣わしは今年は通用せず,雷雨のある曇りがちの一日になってしまいました。

 そんな中,八竜湿地の地質を調査する研究プロジェクトが開催されました。そういえば前回湿地で土壌サンプルをボーリングで採取した時も急に雷雨が襲ってきたのでした。この研究プロジェクトは雨乞い並みのパワーがあるということでしょうか???(笑)

 それはともかく,きょうはその土壌サンプルを切り分けて,それぞれの研究担当者が持ち帰るべく金城に集まりました。まずはサンプルをもう一度確認し,作業手順を決めます。ちなみに場所はW5号館の美術の実習室です!
背後に彫刻などありますが(苦笑),作業には最適な環境です!

 筒状のサンプルを半分に切り,片方を4担当者分切り分けます。名古屋弁で言うと「もーやっこする」わけですね!(笑)

 こちらでは,もう片方のサンプルを使って詳細なスケッチを取っています。どのような土がどれくらいの層で形成されているのか,色や粒度を勘案しながら記録を取っていきます。

 左は名古屋大学の中村先生です。年代測定のエキスパートの先生です。サンプルの比較的深いところに植物遺体がまとまって存在していることが分かり,これの年代測定をしていただくことになりました。

 「もーやっこした」(笑)サンプルはこちら! 全部で145袋×4列もあります! 
私もこのうちの1列が担当です。これからの分析がんばります!
 

2013年7月12日金曜日

KSC全体会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうKSCでは全体会を開催しました。まずはあさって(14日)のオープンキャンパスのKSCブースにだれが担当するかの確認,10月の金城祭での出し物は何をするのか,金城祭パンフレットの絵をだれが描くか・・・などを決めていきました。
 
 私はオープンキャンパスに向けて,金城の里山の生きものを紹介するポスターを作っています。概ねできたので,メンバーのみなさんに内容を見てもらい,意見をいただきました。
金城の里山にいる動物・鳥・虫などの紹介です!

 前にも書いたようにオープンキャンパスでは竹炭の配布もあります。メンバー一同お揃いの緑のポロシャツでみなさまをお迎えします。ぜひKSCブースにお越しください
 

2013年7月10日水曜日

オオタカとキツネの続報

 みなさまこんにちは,よしだです。
 きょうも "猛暑" ですね。

 さて今日はオオタカとキツネについての続報が入りましたので,それらをお伝えすることにしましょう。

 まずはオオタカ。7月4日のブログでオオタカかもしれない食痕のお話をしましたね。これについて,小野先生からなごや生物多様性センターの野呂先生を経由して,「豊田自然観察の森」代表の大畑先生に写真を鑑定していただきました。結論から先に言うと,

     このハトの捕食者は
 「オオタカに違いない」

とのコメントをいただきました。その根拠として,

 ・ 羽が円形に散らばっている
 ・ オオタカは鳥類を主食にする
 ・ 襲われたのはキジバトで,ハトくらい大きな鳥を捕獲できるのは
   (この地域では)オオタカしかいない

とのことだそう。また一つ金城の森にやってくる猛禽類の数が増えました。かつて絶滅危惧種だったオオタカは,近年生息数が多いことが確認され,現在は準絶滅危惧種となっていますが,自然の豊かさを示す指標生物の一つであることに変わりはありません。今回も金城の森のポテンシャルの高さを示すものと言えるでしょう。

 次にキツネです。
 小野先生から,6月22日も学内の自動カメラでキツネが撮影できた,と連絡がありました。その写真がこちら!
 (画面の片隅に写り込んでいたためトリミングしています)

 このキツネ,以前撮影された個体と同じかどうかまではわかりませんが,明らかに前回と異なる点があります。それは特にしっぽを見るとわかるのですが,全体的にとてもほっそりしていますね。これはおそらく冬毛から夏毛に生え変わったからなのでしょう。

 オオタカといい,キツネといい,金城の森はすばらしいですね!

*今回の情報及び写真はいずれも小野先生から提供していただいたものです。ありがとうございました。
 
 

2013年7月9日火曜日

ヒメボタル,キツネ,そしてきのこ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 これまでにこのブログでは,金城の里山に現れたキツネ(5月22日6月26日)や,ヒメボタル(6月5日6月8日)について紹介してきましたが,これらは大学の Facebook ページでも紹介されています。

金城学院大学公式 Facebook ページはこちら!
https://www.facebook.com/kinjo.univ

Facebook では大学のイベントやちょっとした発見とともに,学内の森や花の写真もあります。ぜひあわせてご覧くださいね。

 この金城Facebook,「Facebook大学別話題にしている人率ランキング」で全国1位を獲得(!)と人気のページです。すごいですね! 金城里山ブログも,いつか人気ブログになれるようがんばりますっ!

 さて,きのう学内で見つけたきのこについて続報です。
 あのむらさき色のきのこは,少なくとも美味なきのこではない,ということまではわかったのですが,もう少し調べてみました。すると候補に挙がってきたのが

「モエギアミアシイグチ」

です。「モエギ」は「萌黄」。現物は全然黄色ではないですが,どのホームページの写真を見てもやはり黄色ではありません(なぜでしょうね?)。「アミアシ」は「網足」。きのこの柄の部分が網目模様をしていることに由来しているそうです。そして「イグチ」は「猪口」。傘の裏側がよくあるひだ状ではなく細かなスポンジ状になっているきのこを「イグチ」と呼びます。
今朝も新しく何本も出ていました
確かに「網足」ですね!

 イグチの仲間に毒きのこは比較的少ないのですが,このモエギアミアシイグチはその数少ない
「毒きのこ」の一つ

だそう! よく観察しておいてよかったよかった。みなさんも素性のわからないきのこは食べないようにしてくださいね。

 余談ながら,このきのこの近くにはこんなものも! すでに死んでいましたが,カブトムシのオスです。去年KSCでは,オープンキャンパスでカブトムシを生きたまま展示しましたが,今年は展示できるでしょうか???
 

2013年7月8日月曜日

むらさき色のきのこ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 そろそろ梅雨明けを思わせる真夏の陽気ですね。金城の森の中を歩いていると,これまでの梅雨の雨と高くなった気温によるものか,たくさんの種類のきのこを目にするようになりました。白・赤・黄などさまざまな色のものがありますが,今日見つけたのはむらさき色です。
私はきのこは全く詳しくないので,ネットで種類を調べてみました。むらさき色だけでも何種類かあるようですが,

① 夏の時期に出現している
② シイ・カシ・アベマキなどが生育する森に生えている
③イグチの仲間のきのこである

となると,候補に出てきたのが「ムラサキヤマドリタケ」です。初めて聞く名前ですが,どのホームページを見ても

「味は極めて美味」

などと書いてあるではありませんか! そんなすごいきのこだったの!? ところがよく読むと,

「柄はむらさき色白い網目模様がある」

あれっ? 今日見たきのこはどう見ても
「柄は白色むらさき色の網目模様

 ですね。ということは,「極めて美味なきのこ」とは違うようです。結局このきのこの名前はわからずですが,何だかがっかりです(苦笑)。
 

2013年7月5日金曜日

きょうも竹炭の袋詰め

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 朝まで降っていた雨が止んで,蒸し暑くなったきょう,水曜日に引き続いて竹炭の袋詰めをしました。オープンキャンパスで配るにはまだ数が足りないのと,竹炭のストックがたくさんあるからです。
 
山盛りです!

 それを前回同様,みんなで手分けをして袋に詰めていきます。今日は学生さん4名と,教職員6名が集まりました。袋詰めは今日が初めてという学生さんや先生もいましたが,すぐに慣れててきぱき作業が進んでいきます。
 結果,上の写真のプラスチックケース2個分の竹炭を全部袋に詰めることができました。これでオープンキャンパス2回分の竹炭が用意できました。みなさまおつかれさまでした。

*今回もいずれの写真もまつやま先生に撮っていただきました。ありがとうございました。
 
 

2013年7月4日木曜日

オオタカがやってきた?

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日のこと,小野先生から「研究室の前で大変なことが起きている!」との一本のメールが届きました。それがこちら! 地面に散らばっているのは鳥(ハト)の羽根です。

 大きな羽根を拡大して撮ってみました。この模様はキジバトの尾羽でしょうか?

 さて,これらの写真からハトが何かに襲われたことがわかりますが,ネコにありがちな雑な感じは全くなく,羽根を一つ一つこまめに取り除いた様子が見て取れます。これは明らかに猛禽類(ワシ・タカの類)の仕業でしょう。小野先生も私も,「オオタカの場合は羽根が円形に散らばる」とどこかで聞いたことがあるのですが,確かにこれも円形ですね。

 これまで金城の付近では,ノスリやツミといった猛禽類が確認されているほか,種はわからないものの猛禽類の写真も撮影されていますが,オオタカと思われる証拠はこれまでありませんでした。

 オオタカは山奥の自然の残る場所で生息していると一般には思われていますが,実際は開けた場所でハトなどの狩りをし,夜は森のねぐらで過ごす生活をしているので,まさに里山の鳥です。そうは言っても,本当にオオタカだったらこれまた大ニュースです! 実際にいる姿をぜひ見てみたいですね!

*小野先生>
 情報のご提供ありがとうございました!
 

2013年7月3日水曜日

竹炭の袋詰めをしました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 梅雨らしく雨が降ったりやんだりした今日,KSCでは作った竹炭を袋詰めする作業をしました。7月14日,8月17日のオープンキャンパスでご来場のみなさんに竹炭を配布するためです。

◆オープンキャンパスなどの詳しい情報はこちら!◆
 【金城学院大学 受験生ポータルサイト】
 http://www.kinjo-gakuin.net/

 さて,きょうは学生さん5名と教職員5名が集まりました。炭焼小屋から炭を持ってきて,雨の当たらない場所で作業開始です。作業は,①竹炭を細かく割る人,②竹炭を一定量量り取る人,③竹炭を袋に入れる人に分担して行います。写真から分担のようすがわかるでしょうか?


 袋に入れた竹炭はこんな感じです! 一袋に50 g 前後入っています。
 今日だけでこの袋が100~150くらいできたでしょうか。これでもオープンキャンパス1回分には足りません。意外に思われるかもしれませんが,オープンキャンパスで竹炭の配布は毎回大人気(!!!)で, いつも200袋は用意していますが,割と早い段階で品切れになってしまうのですよ!

 ちなみに袋詰めの作業をしていると,手はこんなに真っ黒に!(ひぇ~~~)
でも水で洗えば汚れは簡単に落ちます。そして不思議なことに肌がすべすべに これも竹炭の効果ですね!

 竹炭の袋詰めは金曜日も続きます~。

*今回のブログの写真は,いずれもまつやま先生に撮っていただきました。ありがとうございました。
 

2013年7月1日月曜日

養蜂博物館を見学しました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 梅雨の曇り空となったきのう,私たちは瀬戸市にある養蜂博物館を見学しました。もともとは小野先生のゼミの一環として始まったものですが,私自身参加するのはこれで3回目と恒例行事になりました。また,今回参加した教職員はみんなKSCメンバーであり,もはやKSCのイベントと言っても過言ではありませんね。

 まずはハチを飼っている様子から見学です。巣箱が置いてある広場の脇にはシナノキが育ち,終わりかけながらも,甘い香りを放つ花にはたくさんの虫が訪れていました。

 養蜂家の井上さんから蜂の巣箱について説明がありました。巣箱の中には板状の巣が何枚か入っていて,ミツバチが身を寄せ合うようにびっしりいます。

 数千匹はいるであろう一つの巣箱に,女王バチはたったの一匹!。下の写真の中央にいる,他のハチよりも大きくて,体のサイズに対して羽の大きさが見合っていないのが女王バチです。
 しかし誰もが,女王バチの存在もさることながら,一つ一つの巣穴にたっぷり入っているハチミツにどうしても目が行ってしまいますよね~(笑)。
 というわけでこのハチミツを取り出すことに。遠心力を利用した採取装置をぐるぐるまわします。
 
 みんなでぐるぐるした結果,大きなビン一つ分のハチミツが採れました! 小野先生もご満悦です!!!
【注】このハチミツは小野先生がお持ち帰りになりましたので
味見をしたい方は小野先生へお問い合わせください(笑)
 
 さて,ここは養蜂博物館というだけあって,養蜂に関するいろいろな資料が展示されています。こちらはスズメバチ用の防護服です。強力な毒を持つ相手だけに防備も厳重!・・・と思ってよく見たら値段が書いてあります。ということはこれは売り物だったのですね。
ちなみにお値段は
11万9,700円也
(高っ!!!)

 それはさておき,ここでは蜜ろうを使った工作(ろうそく作り)もできます。ミツバチの飼育用に成形されたシートを,思い思いに切ったり巻いたり張り付けたりして,自分だけのろうそくを作ることができます。

 その作例がこちら。花の形のろうそくです! 今回の作品ではありませんが,これまた手作りで素敵なビーズで作ったハチのブローチを合わせて写真を撮ってみました。見事なコラボレーションですね!

 日曜日の楽しい見学,みなさまおつかれさまでした。